黒塗りという謎の作業を解説 -田植え完了!

田植え、無事終わりました!

○ 育苗から始まる稲作

今年の5月は比較的暖かく、稲苗が良く育ちました!

さらに暑かった昨年と比べると

茎が太く健苗でした!

 

茎が細くもやしのような苗の状態を

この辺では「やっこぼき」と言います。

「やっこ」は「やっこい」=柔らかい という群馬の方言だと思いますが

「ぼき」はなんでしょう??不明です

○ 黒塗りという"謎"の作業

そして田んぼでは謎の作業「黒塗り」をします。

畦(あぜ)塗りという地域もあるそうですが、この辺では黒塗りと言います。

 

田んぼに面した畦(土手の部分)に土を塗り固め

壁のようにすることです。(写真↑)

 

何でこんなことをするのでしょうか?

 

それは

①水が土手から染み出すのを防止

②モグラやネズミが穴をあけないようにする

主にこの二つが目的かなと思います。

 

①は特に、

太陽で暖められた田んぼに

冷たい水を入れる回数を減らせたり、

せっかく撒いた除草剤が外に漏れて

効かなくならないようにしたりと

結構重要な作業です。

 

②は効果はありますが、

塗っていても空けられるときは空けられます(笑)

 

そして荒くれ(トラクターで耕耘するだけ)、

代かき(ハローという機械で耕耘)、

植代(ハロー二回目)を経て

田植えが始まります。

 

それはまた次回に。