
写真は、前ブログで出てきた発酵鶏ふんです
そこでは「発酵」ではなく「乾燥」と書きましたが
実物を見ると、どうも乾燥鶏ふんではない気がします
乾燥鶏ふんはもっと白い部分(尿酸)が残っています
それでも、鶏ふんは尿素が残っているので
これを入れると「アミノ酸肥料」というより
普通の化成尿素に近いものになります
なので、今作ろうとしているのは
「速効性有機肥料」となるでしょうか
それを目指します
さて
「鶏ふんには石灰分が多くある」
という話もあって
これを入れすぎるとpHが上がりすぎるらしいです
ということで、実際に測定してみました
「牛糞にも石灰が多い」らしい?のでそちらも一緒に測定
①鶏ふん、牛糞を各20gとり、水各100gを入れます
②そのまま一晩放置
③pH、ECを測定
pHはリトマス試験紙で目視、ECは購入した測定器で測定

↑こちらが牛糞

↑こちらが鶏ふん
結果は以下のようになりました
鶏ふん・・・pH 7.5 EC 8 mS/cm
牛糞・・・pH 7 EC 4 mS/cm
これがどういうことかというと
どちらもほぼ中性で
ECは鶏ふんのほうが高い ということです
「ほぼ中性ということは、石灰が入っていないのでは?」
と思うかもしれません
調べてみると、鶏も牛も餌に石灰分を入れるらしいのですが
その石灰はほとんどカキガラなどの炭酸石灰だそうです
pHを上げにくいのです
どちらもECが高いのは、直接肥料に水を入れたせいで
肥料をそのまま測定しているようなものなのです
鶏ふんが牛糞の倍なのは
尿酸からくる「尿素」のせいだと思われます
尿素はECを上げやすい物質です
結論ですが
①石灰がどの程度入っているか分からないが、
pHを大きく上げてしまうようなことは少ない
②牛糞より鶏ふんのほうがECを上げやすく、
鶏ふんの窒素分は
尿素が多く入っていそうである
ということでしょうか
以上です。
結論が弱いですね
もうちょっとまともな調べ方がありそうですが
今の自分にはこれが精いっぱい
思ったのですが
有機肥料である鶏ふんを入れるのと
化成肥料の尿素を入れるの
どう違うのでs (グシャァ
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